他人と過去は変えられない。だから自分と未来を変えるという意識改革が流行っていたり、自分探しの旅にでるという話もあります。
しかし、この場合も同じですが自分を変えるのではなく、本来の自分に気づくとか本当の自分と出会うとかの表現があっていると思います。自分は自分で変わらないのです。それなのに無理してでも今の自分を変え、理想の現実や夢をつかもうとしますが、実際に理想の現実創造を成し遂げた方や、夢を叶えた人と話をさせていただくとよ~くわかります。
変わっていません。本来の自分に気づいたということです。本来の自分とか本当の自分との出会いがあった方が夢を成し遂げ、理想の現実創造を実現しているのです。
自分を変えるのではなく、自分に帰るのです!
人は生まれた時には何も知識を持っていません。持っているのは本能だけです。しかし、生まれてから物凄い勢いで知識や経験を積み上げていくのです。
大脳の働きによって寝返りの方法から歩くことやコップで飲むこと、自転車に乗ること・・・などなど様々なことを日常生活において経験と体感を通して覚え、記憶し蓄積していきます。そしてやがて大脳は本能脳を追い越し、物事を認知する認知脳(大脳)が活躍し始め社会生活をより良くするための認知脳(大脳)が出来上がっていきます。
この認知脳(大脳)の発達は本能脳を覆い隠し、本能脳の働きを最小限にまで抑え込んでしまうのです。
本能脳は認知脳である大脳にすっぽり隠された状態です。
このように、認知脳主体で社会生活を送り、認知脳主体で理想の現実を求めたり、夢を追いかけているのですが、実際に夢を実現した人は認知脳である大脳より、本能脳の働きが活発であるのです。
異性に好意を持った瞬間を思い出してみてください。何か理由があって好きになる人は認知脳による好意です。この場合その理由であるエビデンスが崩れれば好意は消えます。しかし、なぜかわからないが好意を持ったのであれば好意に理由がないので好意が覚めることはないでしょう。好意を持った後に理由を探して意味付けする場合はありますが・・。
理由なき好意は本能脳の仕業です。
特に本能脳は生命維持という生きる力を自然体で持っています。この生きる力のパワーを発揮することで夢を叶えたり、理想の現実創造を成し遂げることが可能になります。これはエネルギー量が認知脳の大脳と生きる力の本能脳で大きな差があるからです。
そして意識レベルで解説するならば、認知する脳の意識は顕在意識であり、意識をしている状態であります。また、本能脳の役割である生きる力は潜在意識であり、意識ではコントロールできない無意識であります。
楽しいこと・・辛いことを認知脳が察知して感情や心が一喜一憂していても、本能脳は心臓を動かし、血流を体内へ送り込み細胞を生かしてくれます。例え死にたいくらいと思えるような大きな出来事と出会っても本能脳である潜在意識は活動してくれています。
私達は意識で本能脳の潜在意識をコントロールすることはできません。出来るのは呼吸と瞬きの一部くらいです。無意識で眼が乾かないように瞬きや生命維持の為に呼吸もしていますが、意識で瞬きをコントロールしたり、、呼吸をコントロールしたりすることは一部しかは出来ないのです。呼吸を止め続ければ死にますが・・・。
よって、コントロールできない本能脳である潜在意識へのアクセスは一部でもできる呼吸を使用します。呼吸は顕在意識と潜在意識の架け橋役でもあるわけです。ヨガや瞑想・武道やスポーツなどが呼吸法を大切に取り入れているのは本能脳である潜在意識へのアプローチなのです。
顕在意識で認知し考える。そこに潜在意識のエネルギーパワーを注ぐことで、夢を実現したり、理想の現実創造が叶うのです。
潜在意識は生命維持である生きる力を持っています。さらにDNAも記憶されており、過去に顕在意識で行ってきたことや体感も繰り返すことで潜在意識へ貯蔵されております。
この潜在意識のエネルギーパワーの活用術が理想の現実創造を生む出すのです!
ですから、自分を変えてはいけません。自分に帰るのです。
認知脳で認知したことを全てと判断せずに、本来の自分である、本当の自分にアクセスし、本能の声を聴いてみることが大切です。生まれてきた意味と何を目的に生を授かったのかは本能脳である潜在意識に書き込まれています。
cocomichiメソッドは生きる力を活用しています。
本当の自分に帰れば良いだけです!